2004.2.20完成。

※この作品は模型オリジナルのものでサンライズ公式の設定ではありません。あしからず…。

ランバ・ラルが使用するMS-05(いわゆる旧ザク)も第一線ではきつくなり、また彼の戦場での功績も考慮に入れて新しい専用機が開発
されることになった。おりしも地球方面司令部ガルマ・ザビ大佐がホワイトベース隊に敗れ、戦死した頃であった。
開発を進めるもランバ・ラルにはガルマ仇討ち隊としての任務がくだり最新鋭のグフと共に地球に降りてしまう。デザイナーはランバ・ラル
用に与えられたグフのデザインを盛りこみ、よりランバ・ラル専用機らしさを強調すべくアレンジを組み込むのであった。
武装に関しては破壊力のあるショットガンの試作タイプが考案された。しかし設計が間に合わずジャイアントバズを装備することになった。
またランバ・ラルの格闘戦能力を考慮し、従来のヒートホークからグフで採用されたばかりのヒートサーベルを装備。
又防御力を高める為手持ちのシールドを装備することも考案された。
しかし設計図まで出来たとき、ジオンから伝令が届く。
『ランバ・ラル戦死』
この訃報により計画は中止。設計図も破棄され抹消されてしまうのである。
一説に蒼い機体にショットガン、機動力を生かした一撃離脱型の機体から、このランバ・ラル専用高機動型ザクが、後のケンプファー設計
の原型になったとする説もあるが事実かどうかは定かではない…。
というのが設定です。
勝手に作った設定ですが、ぜひランバ・ラルにもザクに乗せたいと思ったので作って見ました。

まず使用キットですが、ジョニー・ライデン専用高機動型ザクを使用しています(ってMS-06R-2はジョニー・ライデン機しかないですが)。最初設定はどうしようかいろいろ考えました。
このMS-06R-2というタイプはMS-06R-1と違って設定上4機しか存在せず、しかもエースパイロットにしか与えられなかったということになっています。4機のうち一機は"真紅の稲妻"ジョニー・ライデン少佐に、もう一機はスカイブルーのパーソナルカラーを持つロバート・ギリアム大佐に、そしてもう一機は黒と茶色のパーソナルカラーを持つギャビー・ハザード中佐に与えられたとなっています。
ではあと一機はどこいってん?となるのだが、ビームライフルを装備したMS-06R-2試作型MS-06R-2Pになるようです(多分)。ということはMS-06R-2は全て設定上出てきてしまっているので『下手なことが出来ない!』と思いここでつまずいてしまいました。
存在するMS-06R-2はガンポンなどで確認する限りみな作られていて、周りと同じものを作るのが好きではないアンチメジャーの私としては違うものにしたいと考えました。
そこで目に入ったのがこの前作った『ランバ・ラル専用ドム』でした。ランバ・ラル専用機としては、ギレンの野望シリーズで見る限り"MS-05旧ザク","YMS-07-Bグフ"、そしてランバ・ラルが生きていたら出てくる"MS-09ドム","YMS-15ギャンかYMS-14ゲルググ"です。こうみると"MS-06ザク"には乗っておらず旧ザクからグフにステップアップしています。グフが与えられたのはガルマの仇討ちの為、ドズルが万全の体制で臨むため与えたモノである為、もしこの任務がなければ"MS-06ザク"シリーズが与えられたと思われます。彼ほどの腕前ならドズルしだいでは、この"MS-06R-2"ないし"MS-06R-1"が与えられていただろうと勝手な想像をし作ることにしました。
今回使用したカラーは例によってガンダムカラーです。
最初ドムにも使ったグフカラーを使用しました。しかし思わぬ珍事が…。
カラー切れ!!しょうがなくグフカラーを買いに何軒か模型店に行ったのですが、どこにも無く、取り寄せも邪魔くさいので紺とコバルトブルーを買ってきました。これを調合し少し濃い目のブルーになりましたが、許せる色なので続行しました。
黒く見えるところはドムカラーを使いブースターはガンメタル、赤いところはガンダムシュピーゲルの赤を使いました。メインカメラは内側からイエローを塗ってみました。ブルーに塗ったところは全て光沢になってしまったので最後につや消しスプレーでつや消しをしたのですが、又ここでトラブル。
紺とコバルトブルーが水性だったためつや消しスプレーによってはげてしまい、無残な姿になってしまったのです。
しょうがなくまた模型店に走り今度はガンダムカラーの中で比較的近い色を持つ陸戦型ガンダムのカラーを買ってきて塗りなおしつや消しスプレーをして完成しました。
そんなごたごたがあったせいでかなり色むらが目立つはめになってしまいました(涙)。
ついでに今回はちょっと改造(と呼べるほどではないですが)してみました。まずスパイクアーマーをグフっぽくしてやろうと思いエポキシパテで粘土細工して見ました。ついでに胸のところもちょっと大きくしてやろうと思いここにも使って見ました。それとガンポンでみた腕のジョイント部分が丸くなっているのでこれを角ばらせてみました。
下のほうに比較写真があるので見てください。
というわけで正面から見るとこんな感じです。持っているジャイアントバスがMGのドムについていたものなので異常にでかく握りが少々甘いです。
このキットジョニー・ライデン機なのにジャイアントバズが付いていないという昔からのファンには残念なことをしてくれているのでしょうがなくドム用です。
まぁ前に作ったのがたまたまドムだったのでよかったですが…。
構えを取ろうとすると脇に入れないと構えられなく、こんな感じになってしまってます。
標準のザクバズーカと比べると大きさがだいぶ違うのでしょうがないか…。
ならば、とグフのヒートサーベルと旧ザクに付いていたスパイクシールドを装備させました。
サーベルは何もいじってないですが、スパイクシールドはスパイクをこれまたエポキシパテでもりもりしています。
バズーカよりこっちの方がかっこいい!とわれながら思ってしまいました。
宇宙用の機体でこんな接近戦だけの武器ではどないもしゃないと思いますね。あのギャンですらシールドに機雷やらニードルミサイルが付いてますもの。
でもかっこいいからその辺は無視してみてください。
なんかこうしてみてるとイフリート改みたく見えてしまうのは私だけでしょうか?
あれも蒼い機体にサーベルというものでしたからイメージが近いのはしょうがないか。
肩のスパイクはZZに出てきたガズR/Lみたいにも見えるし…。
これで良いのか!?
いや、良いんです!
オラザクですから!
強そうに見えればありです。
この機体でランバ・ラルに
『ザクとは違うのだよ!ザクとは!!』
と叫んでほしいものです。
ザクはザクでも高機動型ですから…。
ガンダムVSグフのシーンぽくしてみました。
しかし胸を盛り上げているので少々腕の動く範囲が狭くなってしまってます。
両手で持てることはもてるんですがねぇ…。
ギレンの野望か何かでこんな感じに構えているMSがあったような気がしましたが…。
やっぱりバズーカよりサーベルですね。
ランバ・ラルだけにますますそう思います。
胸の部分のアップです。ザクを持っている人ならなんとなくわかると思いますが、結構盛り上げてます。
でわからない人の為に比較写真を載せてみました。
左は色も塗っていない素組みシンマツザクです。
下のほうがよりわかりやすいです。
胸のところかなり盛り上がってるでしょう。
これ左右の形を整えるのが難しいです。
大まかに盛り上げてデザインナイフで大まかに削り形を整え、最後に400番ぐらいの紙やすりで削ります。
デザインナイフ使うので所々傷がいったりしているので、溶きパテを塗って修正して又ヤスリ掛けするという具合です。
これよりもっと面倒なのは"長すぎる"スパイクです。
形を出来る限り丸くそして綺麗に曲げておくというのが辛いです。まぁいい経験しました。
最後に腕のジョイント部分。
ガンポンに載ってましたが、右がキットのままです。
灰色のところが丸くなっているのでこれをまたまたエポキシパテ(結構あまってる)で四角く覆っておき、乾いたらデザインナイフで形を整えてヤスリ掛けするといった具合です。
これは比較的簡単に出来ますので初心者の方でもオススメの改造です。

※この作品の設定にアドバイスをいただいた実兄に感謝します。

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